瞑想用語集 — 100語を五十音順で、一言で解説

用語集・FAQ

瞑想の本やサイトを読んでいて、分からない言葉に出会ったときのための用語集です。
100語を五十音順に並べ、それぞれ1〜3文で意味を述べ、詳しく書いた正本へ送ります。
仏教の瞑想の用語と、現代の研究で使われる用語を、同じ重さで扱っています。

  1. この用語集の使い方
  2. あ行
    1. 阿字観(あじかん)
    2. 阿字観本尊(あじかんほんぞん)
    3. 阿闍梨(あじゃり)
    4. 歩く瞑想(あるくめいそう)・経行(きんひん)
    5. 安那般那念(あんなぱんなねん)
    6. 印(いん)
    7. ヴィパッサナー(観)
    8. ウパニシャッド
    9. 回向(えこう)
  3. か行
    1. 開眼・半眼・閉眼(かいがん・はんがん・へいがん)
    2. 戒・定・慧(かい・じょう・え)
    3. 灰白質(かいはくしつ)
    4. 還る道(かえるみち)
    5. 加持(かじ)
    6. 月輪観(がちりんかん)
    7. 観想(かんそう)
    8. 観法(かんぼう)
    9. 棺桶瞑想®
    10. 頑張るより、整える。
    11. 気づいて戻る
    12. 空(くう)
    13. 空海(くうかい)
    14. 九相観(くそうかん)
    15. 求聞持法(ぐもんじほう)
    16. 結跏趺坐(けっかふざ)
    17. 公案(こうあん)
    18. 効果量(こうかりょう)
    19. 五蘊皆空(ごうんかいくう)
    20. 勤行(ごんぎょう)
  4. さ行
    1. サマタ(止)
    2. サマーディ(三昧)
    3. 作務(さむ)
    4. 坐禅(ざぜん)
    5. 雑念(ざつねん)
    6. 三業(さんごう)
    7. 三密(さんみつ)
    8. 三密加持(さんみつかじ)
    9. 止観(しかん)
    10. 只管打坐(しかんたざ)
    11. 四十九日(しじゅうくにち)
    12. 死随念(しずいねん)
    13. 四禅(しぜん)
    14. 四念処(しねんじょ)
    15. 師資相承(ししそうじょう)
    16. 写経(しゃきょう)
    17. 釈尊(しゃくそん)
    18. 上座部仏教(じょうざぶぶっきょう)
    19. 声字実相(しょうじじっそう)
    20. 定(じょう)
    21. 慈悲の瞑想(メッタ)
    22. 自律神経(じりつしんけい)
    23. 真言(しんごん)
    24. 真言宗(しんごんしゅう)
    25. 随息観(ずいそくかん)
    26. 数息観(すそくかん)
    27. 禅定(ぜんじょう)
    28. 禅病(ぜんびょう)
    29. 即身成仏(そくしんじょうぶつ)
    30. 即身調律瞑想
    31. 即身仏(そくしんぶつ)
    32. 曹洞宗(そうとうしゅう)
  5. た行
    1. 大日経・金剛頂経(だいにちきょう・こんごうちょうきょう)
    2. 大日如来(だいにちにょらい)
    3. 大乗仏教(だいじょうぶっきょう)
    4. 超越瞑想(TM)
    5. 天台止観(てんだいしかん)
    6. 道元(どうげん)
    7. 読経(どきょう)
  6. な行
    1. 入我我入(にゅうががにゅう)
    2. 念仏(ねんぶつ)
    3. 念処経(ねんじょきょう)
  7. は行
    1. 八支則(はっしそく)
    2. 白隠(はくいん)
    3. 半跏坐(はんかざ)
    4. 般若心経(はんにゃしんぎょう)
    5. 般若心経秘鍵(はんにゃしんぎょうひけん)
    6. 引き寄せ瞑想法®
    7. ボディスキャン
    8. 法界定印(ほっかいじょういん)
    9. 本不生(ほんぷしょう)
    10. 梵字(ぼんじ)
  8. ま行
    1. マインドフルネス
    2. 魔境(まきょう)
    3. 曼荼羅(まんだら)
    4. 密教(みっきょう)
    5. 無我(むが)
    6. 無常(むじょう)
    7. 瞑想(めいそう)
    8. メタ分析
  9. や行
    1. 有害事象(ゆうがいじしょう)
    2. 誘導瞑想(ゆうどうめいそう)
    3. ヨガ
    4. ヨーガ・スートラ
  10. ら行
    1. ラベリング
    2. 臨済宗(りんざいしゅう)
    3. 六大(ろくだい)
    4. 六妙門(ろくみょうもん)
  11. 英字
    1. MBCT
    2. MBSR
  12. 関連するページ

この用語集の使い方

  • 語は五十音順です。英字の略語(MBCT・MBSR)は末尾に置きました。
  • 読みが二通りある語は、このサイトで使っている読みを先に書いています。
  • 定義は「このサイトではこう使っている」という範囲で書いています。学術的な厳密さより、瞑想を始めた人が迷わないことを優先しました。
  • 密教の用語も、他の流派の用語も、どれかを上に置かず並べています。阿字観は数ある瞑想法の一つとして扱っています。
  • 伝授に属する行法の次第(印の組み方の細部、真言の唱え方の作法など)は、この用語集にも書いていません。

あ行

阿字観(あじかん)

真言密教に伝わる観想の瞑想。梵字の「阿」を月輪の中に観じ、そこに本不生(すべてのものの根源が生じも滅しもしないこと)を観る。数ある瞑想法のうちの集中型・観想型の一つ。→ 阿字観のやり方と意味

阿字観本尊(あじかんほんぞん)

阿字観で用いる掛け軸。蓮華の上の月輪に梵字の「阿」が描かれている。これを前に置いて観想の対象とする。→ 阿字観のやり方と意味

阿闍梨(あじゃり)

密教で、伝法灌頂を受け、弟子を導く資格を持つ僧侶のこと。サンスクリットの「アーチャーリヤ(師)」の音写。→ 阿字観のやり方と意味

歩く瞑想(あるくめいそう)・経行(きんひん)

歩くという動作そのものに注意を置く瞑想。禅では坐禅の合間に行う歩行を経行と呼ぶ。足の裏の感覚や一歩の動きに気づき、気が散ったら足に戻る。→ 歩く瞑想のやり方

安那般那念(あんなぱんなねん)

パーリ語のアーナーパーナサティの音写。入る息と出る息に気づきを置く瞑想で、釈尊が説いた呼吸の瞑想の原型。数息観や呼吸瞑想の源流にあたる。→ 呼吸瞑想・数息観とは

印(いん)

瞑想や修法で組む手の形。ヨガではムドラーと呼ぶ。瞑想では姿勢の一部として手を安定させる役割がある。密教の印の次第は伝授に属する。→ 瞑想の手の形(印)の意味と組み方

ヴィパッサナー(観)

パーリ語で「分けて見る」「明らかに観る」の意。心身に起きていることを、そのまま観察する瞑想。サマタ(止)と対をなす仏教の瞑想の二本柱の一つ。→ ヴィパッサナー瞑想とは

ウパニシャッド

古代インドの哲学文献群。瞑想の起源をたどるとき、仏教以前のインドの思索と実践を伝える資料として参照される。→ 瞑想の歴史 — 釈尊から現代まで

回向(えこう)

自分の修行や善い行いの功徳を、他の人や亡くなった人に振り向けること。仏教の祈りの中心にある考え方。→ 瞑想と祈りの違い

か行

開眼・半眼・閉眼(かいがん・はんがん・へいがん)

瞑想中の目の扱い。開眼は目を開ける、半眼は薄く開けて視線を落とす、閉眼は閉じる。どれが正しいということはなく、行う瞑想と眠気の有無で選ぶ。→ 瞑想中は目を閉じるか開けるか

戒・定・慧(かい・じょう・え)

仏教の修行の三本柱。戒は生活を整えること、定は心を静め集中すること、慧は物事をありのままに見る智慧。瞑想は「定」にあたる。→ 瞑想とは何か — 全体像と四つの意味をやさしく解説

灰白質(かいはくしつ)

脳の神経細胞の本体が集まっている部分。瞑想の継続と灰白質の密度の変化を報告した研究がある。断定はできず、研究の質にはばらつきがある。→ 瞑想と脳 — 研究で分かったこと

還る道(かえるみち)

このサイトで使う言葉。積み上げていく人生の前半から、本来の自分へ還っていく人生の後半へという見方。瞑想をその道の実践として位置づける。→ 瞑想と後悔のない生き方 — 康照の瞑想観

加持(かじ)

密教で、仏の力と修行者の心が響き合うこと。「加」は仏の側から、「持」は修行者の側から。三密加持という形で使われる。→ 三密とは — 身口意を整える

月輪観(がちりんかん)

心を清らかな満月として観る密教の観想。阿字観と並ぶ観想の瞑想で、月輪が本来の心の清らかさ・円満さを表す。→ 月輪観とは

観想(かんそう)

心の中に対象を思い描き、そこに意味を観じる瞑想のこと。月輪観・阿字観のほか、浄土の経典にも観想の瞑想がある。誘導瞑想も広い意味では観想の一種。→ 密教の瞑想 — 阿字観を中心に

観法(かんぼう)

観想による瞑想の方法の総称。天台の止観、密教の月輪観・阿字観などを指して使う。→ 空海の瞑想 — 求聞持法から阿字観まで

棺桶瞑想®

このサイトの著者が考案した実践。死を見つめることで、いま生きていることを取り戻す。商標登録済み。→ 棺桶瞑想とは — 死を見つめて生を取り戻す

頑張るより、整える。

このサイトの瞑想観を表す言葉。成果を積み上げる構えから、体と心と暮らしを整える構えへ。即身調律瞑想の軸でもある。→ 即身調律瞑想とは — 頑張るより、整える

気づいて戻る

瞑想の中身を一言で表した言葉。注意が逸れたことに気づき、呼吸などの対象に戻る。この往復が瞑想であり、雑念が出ないことが瞑想ではない。→ 瞑想中に雑念が消えないとき

空(くう)

仏教の中心概念。すべてのものは固定した実体を持たず、縁によって成り立っているということ。般若心経の「五蘊皆空」の空。→ 般若心経と瞑想

空海(くうかい)

真言宗の開祖。唐で恵果から密教を受け、帰国後に三密や観法の体系を伝えた。『即身成仏義』『声字実相義』『般若心経秘鍵』などの著作がある。→ 空海の瞑想 — 求聞持法から阿字観まで

九相観(くそうかん)

死体が朽ちていく九つの段階を観じ、体の無常を観る仏教の瞑想。死を見つめる瞑想の古典的な形の一つ。→ 瞑想と死の受容 — 死を見つめることが生を取り戻す入口

求聞持法(ぐもんじほう)

虚空蔵求聞持法。虚空蔵菩薩の真言を一定の回数唱える密教の修法で、若き日の空海が修したと伝えられる。次第は伝授に属する。→ 空海の瞑想 — 求聞持法から阿字観まで

結跏趺坐(けっかふざ)

両足をそれぞれ反対の腿の上に乗せる座り方。安定するが、できなければ半跏坐でも椅子でもよい。→ 瞑想の正しい姿勢 — 椅子でも床でも

公案(こうあん)

臨済宗の禅で、師が弟子に与える問い。論理で解けない問いに全身で向き合うことで、思考の枠を破る。→ 坐禅と瞑想の違い

効果量(こうかりょう)

研究で、介入の効果の大きさを示す数値。瞑想の不安・抑うつ・痛みへの効果は「中程度」と報告されており、万能ではない。→ 瞑想の効果 — 科学が示したこと、示していないこと

五蘊皆空(ごうんかいくう)

般若心経の冒頭の句。体と心を構成する五つの要素(色・受・想・行・識)がすべて空であると観ること。瞑想の場面として読むことができる。→ 般若心経と瞑想

勤行(ごんぎょう)

僧侶や在家が日々行う読経・礼拝などのお勤め。体と声と心を使う点で、瞑想と重なる部分がある。→ 僧侶の一日と瞑想 — 勤行は瞑想か

さ行

サマタ(止)

心を一つの対象に留め、静める瞑想。呼吸・月輪・真言などを対象とする。ヴィパッサナー(観)と対をなす。このサイトの著者が毎日の実践の中心にしている瞑想。→ サマタ瞑想(止)とは

サマーディ(三昧)

心が一つの対象に深く集中し、安定した状態。ヨガでは八支則の最終段階、仏教では禅定とほぼ重なる言葉として使われる。→ ヨガの瞑想と仏教の瞑想

作務(さむ)

禅寺での掃除・炊事・畑仕事などの労働。動作に心を置いて行えば、動く瞑想になる。→ 動く瞑想(写経・読経・掃除・作務)

坐禅(ざぜん)

禅宗の瞑想。「座禅」でなく「坐禅」と書く。曹洞宗の只管打坐と臨済宗の公案禅が代表的。瞑想という広い言葉の中の一つの形。→ 坐禅と瞑想の違い

雑念(ざつねん)

瞑想中に浮かぶ考えや記憶。出るのが普通で、消そうとすると増える。このサイトでは「流す」ことを勧めている。→ 瞑想中に雑念が消えないとき

三業(さんごう)

体・言葉・心の三つの行い(身業・口業・意業)。密教ではこれを整えたものを三密と呼ぶ。→ 三密とは — 身口意を整える

三密(さんみつ)

密教で、体(印)・言葉(真言)・心(観想)の三つを同時に使うこと。密教の瞑想の構造を表す言葉。→ 三密とは — 身口意を整える

三密加持(さんみつかじ)

修行者の三密と仏の三密が響き合うこと。即身成仏の根拠として『即身成仏義』に説かれる。→ 即身成仏と瞑想

止観(しかん)

止(サマタ)と観(ヴィパッサナー)を合わせた言葉。天台宗では智顗の『摩訶止観』『天台小止観』が体系の中心。真言宗の観法も、名は違えど止と観の構造を持つ。→ 止観とは — 天台と真言

只管打坐(しかんたざ)

曹洞宗の坐禅の立場。「ただ坐る」。悟りを目的にせず、坐ることそのものを修行とする。→ 坐禅と瞑想の違い

四十九日(しじゅうくにち)

亡くなってから49日目の法要。仏教では死者が次の生へ向かう期間とされる。喪失の後の瞑想を考えるときの一つの区切り。→ 大切な人を亡くした後の瞑想

死随念(しずいねん)

パーリ語のマラナサティ。自分がいずれ死ぬことを念じる仏教の瞑想。死を見つめることで生を取り戻す実践の古典的な形。→ 瞑想と死の受容 — 死を見つめることが生を取り戻す入口

四禅(しぜん)

禅定の深まりを四つの段階で表したもの。初禅から第四禅へと、思考・喜び・楽が順に静まっていく。→ 禅定とは — 四禅の階梯

四念処(しねんじょ)

身・受・心・法の四つに気づきを置く仏教の瞑想の体系。『念処経』に説かれ、マインドフルネスの源流にあたる。→ マインドフルネス瞑想とは — 仏教との関係

師資相承(ししそうじょう)

師から弟子へ、修行と教えを直接に受け継ぐこと。仏教では資格よりもこの関係を重く見る。→ 仏教の瞑想 — 止観・禅・密教の違い

写経(しゃきょう)

経典を書き写すこと。一字一字に心を置けば、動く瞑想になる。字の上手下手は関係ない。→ 動く瞑想(写経・読経・掃除・作務)

釈尊(しゃくそん)

仏教の開祖、ゴータマ・ブッダの尊称。瞑想を止と観の二本立てにし、呼吸の瞑想や四念処を説いた。→ 瞑想の歴史 — 釈尊から現代まで

上座部仏教(じょうざぶぶっきょう)

スリランカ・タイ・ミャンマーなどに伝わる仏教。ヴィパッサナー瞑想の伝統を今に伝えている。→ ヴィパッサナー瞑想とは

声字実相(しょうじじっそう)

空海『声字実相義』の中心思想。声と文字は真実そのものを表すという考え。真言を唱えることが瞑想になる根拠。→ 真言と瞑想 — 唱えることの意味

定(じょう)

心が一つに定まり静まっていること。戒・定・慧の「定」。瞑想の仏教語にあたる。→ 瞑想とは何か — 全体像と四つの意味をやさしく解説

慈悲の瞑想(メッタ)

自分・親しい人・中立の人・苦手な人・すべての生き物の順に幸せを願う瞑想。『慈経』に源流がある。→ 慈悲の瞑想(メッタ)とは

自律神経(じりつしんけい)

体の働きを無意識に調整する神経。交感神経と副交感神経からなる。瞑想との関わりについて研究の報告があるが、断定はできない。→ 自律神経と瞑想

真言(しんごん)

密教で唱える聖なる言葉。サンスクリットのマントラ。意味を理解するより、声と心を一つに留めるために唱える。→ 真言と瞑想 — 唱えることの意味

真言宗(しんごんしゅう)

空海が開いた日本の密教の宗派。三密・即身成仏を教えの中心に置く。このサイトの著者が属する宗派だが、このサイトでは他の流派と同じ重さで扱う。→ 密教の瞑想 — 阿字観を中心に

随息観(ずいそくかん)

息を数えずに、ただ息の出入りについていく瞑想。数息観の次の段階として置かれることが多い。→ 呼吸瞑想・数息観とは

数息観(すそくかん)

息を一から十まで数え、また一に戻る瞑想。このサイトで最初に勧める呼吸の瞑想。→ 瞑想の呼吸法 — 数息観から始める

禅定(ぜんじょう)

心が静まり、一つに定まった状態。サンスクリットのディヤーナの音写「禅」と、訳語の「定」を合わせた語。四禅などの段階がある。→ 禅定とは — 四禅の階梯

禅病(ぜんびょう)

過度な修行によって起きる心身の不調。白隠が『夜船閑話』に自身の体験と対処を記した。脳が及ぼす反応であり、過度な瞑想をやめることが対処の基本。→ 瞑想の危険性 — 魔境・禅病とは何か

即身成仏(そくしんじょうぶつ)

この身のまま、この生涯で仏の境地に至ること。空海『即身成仏義』に説かれる真言密教の中心思想。死後の成仏ではない。→ 即身成仏と瞑想

即身調律瞑想

このサイトの著者の造語で、即身成仏と調律を合わせた言葉。身体・心・人生の三層を整える実践。「頑張るより、整える。」を軸とする。→ 即身調律瞑想とは — 頑張るより、整える

即身仏(そくしんぶつ)

厳しい修行の末に遺体がそのまま残された僧のこと。即身成仏とは別の言葉で、即身成仏は死後のことではなく、この身この生涯での仏の境地を指す。混同されやすい。→ 即身成仏と瞑想

曹洞宗(そうとうしゅう)

道元が伝えた禅宗の一派。只管打坐の坐禅を中心に置く。→ 坐禅と瞑想の違い

た行

大日経・金剛頂経(だいにちきょう・こんごうちょうきょう)

真言密教の根本となる二つの経典。胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅のそれぞれの典拠。→ 密教の瞑想 — 阿字観を中心に

大日如来(だいにちにょらい)

密教の中心の仏。曼荼羅の中央に位置し、宇宙そのものの真理を表す。→ 曼荼羅と瞑想

大乗仏教(だいじょうぶっきょう)

自分の悟りと共に、すべての人の救いを目指す仏教の流れ。中国・日本に伝わった仏教の多くがこれに属し、瞑想の体系も多様に展開した。→ 瞑想の歴史 — 釈尊から現代まで

超越瞑想(TM)

マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーが広めた、個人に与えられたマントラを心の中で繰り返す瞑想。集中型の瞑想の一つ。→ 超越瞑想(TM)とは

天台止観(てんだいしかん)

天台宗の瞑想の体系。智顗が『摩訶止観』『天台小止観』で止と観を段階的に整理した。→ 止観とは — 天台と真言

道元(どうげん)

曹洞宗の開祖。『正法眼蔵』『普勧坐禅儀』で只管打坐の坐禅を説いた。→ 坐禅と瞑想の違い

読経(どきょう)

経典を声に出して読むこと。声と息と心を一つにすれば、動く瞑想になる。→ 動く瞑想(写経・読経・掃除・作務)

な行

入我我入(にゅうががにゅう)

密教の観想で、仏が自分に入り、自分が仏に入ると観じること。月輪観・阿字観の構造を表す概念。次第の詳細は伝授に属する。→ 密教の瞑想 — 阿字観を中心に

念仏(ねんぶつ)

仏を念じ、その名を唱えること。浄土の教えの中心だが、心を一つに留める点で瞑想と重なる。→ 仏教の瞑想 — 止観・禅・密教の違い

念処経(ねんじょきょう)

パーリ語のサティパッターナ・スッタ。四念処の瞑想を説いた経典で、マインドフルネスの原典にあたる。→ マインドフルネス瞑想とは — 仏教との関係

は行

八支則(はっしそく)

パタンジャリ『ヨーガ・スートラ』が説くヨガの八つの段階。禁戒・勧戒・坐法・調気・制感・凝念・静慮・三昧。瞑想はその後半に位置する。→ 瞑想とヨガの違い

白隠(はくいん)

江戸時代の臨済宗の僧。過度な修行で禅病を患い、その回復法を『夜船閑話』に記した。瞑想の負の側面を伝える古典。→ 瞑想の危険性 — 魔境・禅病とは何か

半跏坐(はんかざ)

片方の足だけを反対の腿の上に乗せる座り方。結跏趺坐より負担が少ない。→ 瞑想の正しい姿勢 — 椅子でも床でも

般若心経(はんにゃしんぎょう)

空の教えを短くまとめた経典。冒頭は観自在菩薩が深い瞑想に入っている場面として読める。読経・写経の対象として広く親しまれている。→ 般若心経と瞑想

般若心経秘鍵(はんにゃしんぎょうひけん)

空海による般若心経の注釈書。この経を密教の観点で読み解いた。→ 般若心経と瞑想

引き寄せ瞑想法®

このサイトの著者が考案した瞑想法。商標登録済み。→ 引き寄せ瞑想法とは — 考案の経緯と原理

ボディスキャン

体の各部位に順に注意を向けていく瞑想。MBSRで用いられ、仰向けでも座ってもできる。仏教の身念処と重なる。→ ボディスキャン瞑想のやり方

法界定印(ほっかいじょういん)

坐禅で組む手の形。右手の上に左手を重ね、親指の先を軽く合わせる。禅・密教の双方で用いられる。→ 瞑想の手の形(印)の意味と組み方

本不生(ほんぷしょう)

すべてのものの根源は、もともと生じたものでも滅するものでもないという密教の思想。梵字の「阿」がこれを表し、阿字観の観想の中心となる。→ 阿字観のやり方と意味

梵字(ぼんじ)

サンスクリットを表す文字。密教では真言や種子(仏を表す一字)を梵字で書く。阿字観の「阿」も梵字。読めなくても瞑想はできる。→ 阿字観のやり方と意味

ま行

マインドフルネス

いまこの瞬間に、評価を加えずに注意を向けること。仏教のサティ(念)を源流とし、MBSRによって医療の現場に広まった。瞑想という広い言葉の中の一形態であり、態度でもある。→ 瞑想とマインドフルネスの違い

魔境(まきょう)

瞑想中に現れる幻覚・幻聴・特別な感覚などを、悟りや特別な体験と取り違えること。脳が及ぼす反応であり、意味づけをせず流す。→ 瞑想の危険性 — 魔境・禅病とは何か

曼荼羅(まんだら)

仏の世界を図にしたもの。密教では胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅が中心。観想の地図として用いられる。→ 曼荼羅と瞑想

密教(みっきょう)

大乗仏教の中で、三密・曼荼羅・真言を用いて即身成仏を目指す流れ。日本では真言宗と天台宗に伝わる。このサイトでは仏教の瞑想の系統の一つとして扱う。→ 密教の瞑想 — 阿字観を中心に

無我(むが)

固定した変わらない「私」は存在しないという仏教の教え。ヨガの「真我」と対比される。自己肯定感の問題を考えるときの仏教側の視点。→ 瞑想と自己肯定感

無常(むじょう)

すべてのものは移り変わり、とどまらないという仏教の教え。死を見つめる瞑想の土台。→ 瞑想と死の受容 — 死を見つめることが生を取り戻す入口

瞑想(めいそう)

心を静める、一つに集中する、ありのままを観る、祈る、という四つの用法を含む広い言葉。仏教では戒・定・慧の「定」にあたる。→ 瞑想とは何か — 全体像と四つの意味をやさしく解説

メタ分析

複数の研究結果を統合して、全体としての効果を推定する研究手法。瞑想の効果について、Goyal らの2014年のメタ分析がよく引かれる。→ 瞑想の効果 — 科学が示したこと、示していないこと

や行

有害事象(ゆうがいじしょう)

介入にともなって生じた好ましくない出来事。瞑想にも不安の増強などの有害事象の報告があり、万能ではないことを示している。→ 瞑想の効果 — 科学が示したこと、示していないこと

誘導瞑想(ゆうどうめいそう)

声の案内に従って行う瞑想。ガイド瞑想とも。入口として役立つが、最終的には一人で座る瞑想へ移る道筋がある。→ 誘導瞑想(ガイド瞑想)とは

ヨガ

古代インドに起源を持つ心身の実践体系。古典では瞑想が最終段階だが、現代のヨガはポーズと呼吸が中心。仏教の瞑想と同じ土壌から生まれた。→ ヨガの瞑想と仏教の瞑想

ヨーガ・スートラ

パタンジャリがまとめたとされるヨガの根本経典。八支則を説く。→ ヨガの瞑想と仏教の瞑想

ら行

ラベリング

ヴィパッサナー瞑想で、起きていることに「考え」「痛み」などと短く名前をつける技法。必須ではなく、観察を助ける道具。→ ヴィパッサナー瞑想とは

臨済宗(りんざいしゅう)

栄西が伝えた禅宗の一派。公案を用いる坐禅が特徴。→ 坐禅と瞑想の違い

六大(ろくだい)

地・水・火・風・空・識の六つ。空海『即身成仏義』で、すべての存在を構成するものとして説かれる。→ 即身成仏と瞑想

六妙門(ろくみょうもん)

智顗が説いた呼吸の瞑想の六段階。数息・随息・止・観・還・浄。数息観から先の道筋を示す。→ 呼吸瞑想・数息観とは

英字

MBCT

マインドフルネス認知療法。うつ病の再発予防を目的に、Segal・Williams・Teasdale らが開発した8週間のプログラム。MBSRを土台とする。→ うつ状態と瞑想 — できること、医療に委ねること

MBSR

マインドフルネスストレス低減法。Kabat-Zinn が1979年に医療の現場で始めた8週間のプログラム。宗教色を抜いた瞑想が広まる起点となった。→ マインドフルネス瞑想とは — 仏教との関係

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