現在のように医療機器が発達する前の時代では、
瞑想を行っていて精神的・肉体的に良い結果が得られたとしても
その良さを具体的に説明することは難しかったことでしょう。
近年は医療機器などの技術が進み
瞑想やマインドフルネスの前後の
脳の構造や機能への変化はもちろん、
瞑想途中の状態も確認することが可能になりました。
ドイツのマックス・プランク研究所が、
アメリカの科学誌「サイエンス・アドバンシズ」
に発表した研究結果によると、
行う瞑想の種類によって脳の異なる領域に
影響を及ぼすことが確認できたとのことです。
20~55歳の参加者たちに、3種類の瞑想を
3か月ずつ(合計9か月間)実践してもらった。
そして、
脳の変化を見るため、
3か月ごとにCTスキャンを利用して
脳の断層写真を撮影しました。
その結果・・・
とても興味深い変化が見られたのでした。
ちなみに、
参加者が実践した3種類の瞑想とは
・集中瞑想
呼吸など、今自分が行っていることに意識を集中する瞑想法
・慈悲の瞑想
自分や他人、その他すべてのものの幸せを願う瞑想法。
慈しみの心が養われ、共感力が高まる。
・観察瞑想
判断や批判をせず自分の思考を観察することに集中する。
他人のものの見方を理解する力が高まる。
脳のCTスキャンの結果を比較したところ、
「集中瞑想」では注意力などに関連する
前頭前皮質や前帯状皮質の厚さが増し、
集中力が高まっていたことが分かった。
「慈悲の瞑想」は共感など
社会性に関わる感情と関連している領域に、
「観察瞑想」は他人の精神状態を理解することに
関連がある領域に変化が見られた。
長年、瞑想を実践している人の
脳の構造が大きく変化することは、
すでに確認されていたましたが、
瞑想を始めて間もない人でも
同様の効果が得られることや、
瞑想の種類により脳の変化が異なるとは
たいへんに興味深い結果ですね。
「共感」「思いやり」「協調」など
人間力を上げるためには、
複数の瞑想法を行うことが良いようですね。



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